レーザー脱毛の注意点
医療機関で行われているレーザー脱毛は、医療行為ですので医師の専門的知識のもとに行われます。以前の針脱毛に比べて痛みが軽減されているとはいっても、肌に直接レーザー光を当てるわけですから、全くダメージがないわけではありません。
レーザー光による肌の火傷や色素沈着の危険性は少なからず付きまといます。特に肌の弱い人にとっては、レーザーによるダメージを受けやすいと思われますので、実際に行う前に医師の説明を十分に聞いておく必要があります。
体質的にレーザー脱毛に適さない人もいますから、十分に注意が必要です。それらを踏まえた上で、レーザー脱毛を行うときの注意点を述べたいと思います。
一口にレーザー脱毛といっても、いくつかの種類があります。レーザー光を発現させる媒質により、波長の異なるレーザー光が発生します。そのレーザー光の違いによって、現在では3種類ほどのレーザー脱毛機器が使用されています。
1つは、アレキサンドライトレーザーです。このレーザー光はメラニン色素に反応し、毛根やその周辺組織にダメージを与えて脱毛させます。脱毛の他にもシミやあざ消しに使われています。欠点は痛みが少し強いことです。
次はダイオードレーザーで、集中冷却システムを搭載していて、肌へのダメージを抑えることができます。また産毛などの細い毛に対する脱毛効果もあります。痛みはアレキサンドライトレーザーに比べて少ないですが、その分脱毛の効果もやや劣ります。
最後にYAG(ヤグ)レーザーですが、上の2機種に比べて波長の長い赤外線レーザーを用いています。メラニン色素に対する反応が低く、その分脱毛効果は劣りますが、日焼けした肌や色素沈着部分に対しての安全性が他の2機種よりも高いです。
一番効果が高いのはアレキサンドライトレーザーですが、その分肌へのダメージも大きくなります。より高い脱毛効果を求めると、同時に肌へのダメージも覚悟しなければなりません。慎重に検討して選択するようにしてください。